がん保険

がん保険は一回の治療費用が高くなるおそれがあり、かつ、治療期間が長期化する可能性がある、という病気であるため、その治療費用を賄うための専用の保険です。

 

通常の医療保険の場合、入院給付の上限は120日程度となっている場合が多く、がん治療が長期化すると、全く役に立たなくなってしまいます。


そのため、がん保険は入院が長期化、再発による再入院等の費用を賄うために、かなりの長期入院にも耐えられるような保険になっていて、720日の入院まで保険金が支払われるなど、入院補償が手厚くなっています。

 

1日1万円以上の支給が一般的で、入院給付金は支払い日数が無制限。
そのため再入院した場合でも安心して入院でき、さらにがんと診断されると、診断給付金が支払われる保険もあります。

がん保険を上手に選ぶためには、がん保険の契約期間に注意する事が大切です。
がん保険の保証期間は、「終身保険」と「定期保険」の2タイプがあります。
終身保険というのは、保険契約が永久(=終身)に続く保険です。加入時から一生涯、保険料が変わらないのが特徴です。

定期保険というのは、保険契約が5年とか10年とか一定の期間で終わってしまう保険です。


終身保険に比べると、若いうちの保険料が割安なのが特徴です。ただし、保険の契約期間が終わった後に、再度、同内容の保険に加入しようとした場合、保険料は上がっていくので、高齢になると、若いときから終身保険に加入したのと比べると、かなり割高な保険料を支払うことになります。


このように、保険の契約期間が、終身保険か定期保険かによって、保険料の相場が大きく変わってきます。


同時に、各社それぞれ多種多様なタイプの保険を提供しているので比較・検討することも必要です