女性保険

女性保険とは、女性の社会進出とともに、女性特有の疾病が増加し、女性のニーズにあった様々な保障やサービスが充実している女性専用(女性だけが加入できる)保険商品です。

 

女性特有の病気は、乳がんや乳腺症などの乳腺の病気、子宮がんや子宮筋腫などの子宮の病気、卵巣や卵管、女性器の病気などの疾患にかかる人が多くなってきています。

 

30代以上の女性の場合、子宮筋腫は5人に1人、子宮内膜症は10人に1人(生理がある女性)の割合で発症すると言われています。最近の傾向として20代前半での発症が増加傾向にあり、年齢を問わず注意する必要があります。

 

また、女性の20人に1人が乳がんになると言われています。乳がんは女性の死亡率の第5位に位置しており、2004年の1年間で乳がんにかかった人は5万人を超え、乳がんの患者数は17.9万人にも達しています。
(厚生労働省「平成20年度患者調査」)

女性保険であれば、これらの女性特有のリスクに重点的に備えることができます。(もちろん、通常の医療保険のように女性特有の病気以外の病気やケガに対しても入院保障や通院保障が受けられます)

 

女性の場合、男性と違って既婚、未婚、子供の有無などによって、必要な保険も異なってきます。また女性特有の病気は年齢によってその発生率も異なります。

 

特別に女性用と限定していない一般の医療保険でもこのようなサービスを特約としてつけることが出来るものもあります。

 

女性保険は基本的には入院や手術をした時の医療保障のための保険ですが、保険会社によっては、死亡・高度障害の保障が付いたり、一定期間内に入院や手術をしないか生きていればボーナスが受け取れる女性保険などもあります。


さらには、女性特有疾患だけでなく、すべてのがんや生活習慣病に対しても保障を厚くしている女性保険や、乳がんにかかって乳房再建手術をしたら100万円の高額給付金が受け取れる女性保険などもあります。

 

女性保険は保険会社各社が今とても力を入れている分野で、次々に新しい女性保険が発表されています。