傷害保険

傷害保険は一般的に生命保険の一部として理解されていますが、傷害保険と生命保険の違いは明確で、保険の適用範囲がそれぞれ異なります。

 

傷害保険は、傷害を対象に保険金が支払われます。傷害とは偶然起きた事故による怪我・死亡を示すものですので、傷害保険の適用範囲に病気は含まれていません。

 

一方の生命保険の適用範囲は、人の生死が基準ですので、病気も含まれます。
傷害保険も生命保険も、それぞれ、基本的な保険部分とオプションになる保険部分とに分かれています。

 

空港の待合室に置いてある保険の自動販売機を、目にしたことや、話に聞いたことはありませんか?
この商品も、傷害保険の一種です。


傷害保険は、私達が知らないようでいて私達の生活に密着した、大変便利な商品でもあります。


傷害保険に加入することで、ご自身や家族にぴったりの保障内容を付けることができるので暮らしに安心感をもたらすことが出来ますし、傷害保険の保険金によって、ケガをした後も安定したまま生活を保つことが出来ます。

傷害保険の特徴のひとつに、保険料の判断基準が、業種・職種に限定されることが挙げられます。


そのため一般的な生命保険のように、年齢を理由に加入を断わられることはまずありません。


傷害保険は、あくまでもケガに対する補償を目的に掛けられる保険ですので、健康状態を問われることもまずありません。

 

傷害保険は、補償の範囲や、期間なども細かく設定できるので、より自分に適した傷害保険を必要と感じたときから必要な分だけ掛けられ、さまざまなオプション(特約)があります。

 

ひとくちに「普通傷害保険」と言っても、補償の範囲がそれぞれの保険会社で扱う「普通傷害保険」によって異なりますので、傷害保険契約をした際には、必ず傷害保険の種類や、傷害保険の適用範囲などを細かくチェックしておくと良いかと思います。

 

そのうえ、傷害保険は税制面でも優遇措置があり、所得控除の対象にもなっていますので、確定申告をすることで、一部または全額を還付することも出来ます。また、通院や入院によって受け取った障害保険金も非課税(一時所得)であるため、傷害保険金から所得税を差し引かれることもありません。